2/3(日)東京開催「会社員Traveller ~“普通に”働き、地域に通う。それぞれが目指す流動の形とは~」
会社勤めに多拠点は可能か
流動創生の複数地域巡業企画「RoundTrip」。数日間~1,2週間に渡る全国巡業の旅には、意外にも企業勤務の方が多数参加されています。
運営の私たちも「普通の会社員の人にも参加してもらいたい」という想いで、なるべく連休にかかるように期間を設定しています。しかし全行程は連休でカバーしきれていないので、お勤めの方は有給休暇などを合わせて参加してくださっているようです。
会社や部署ごとによって、また仕事の性質によって、お休みのとりやすさは全く異なりますし、職場の事情の急変があってなかなか予定が立たないもの。無茶な企画を投げておいてなんですが、皆さんの参加意欲には驚かされます。
暮らしの多様化が高らかに謳われる今日、都市部の大多数を占める会社員の方々が、より自由で自分らしい暮らしを追求しようとするときに直面する問題は様々です。RoundTrip参加にあたってどうしてもハードルになってしまう「時間」の確保もその一つ。やりたいことによっては「お金」の悩みがあるかもしれません。「時間」や「お金」がクリアできても周りの人(職場や家族)の「理解」に気を遣う人もいるでしょう。今回、登壇者として語るRoundTrip参加者は、そんな問題を掻い潜って、なんとか自分らしく暮らす・活動を拡げようと試行錯誤しています。
地味に、地道に、地に足の着いた挑戦
登壇する三者は、決して副業バリバリのスーパー会社員ではありませんし(身内と甘えて失礼なことを書いているかもしれませんが、きっと前向きに同意してくれることでしょう)、また、特別に会社が二拠点や多拠点を推奨していたり、個人活動(副業)を推し進めている会社というわけでもありません。お金、時間、周囲の理解、それぞれがときにリスクや負担を抱え、また折り合いを付けながら、自分らしい“会社員Traveller”―勤めながら旅を諦めないスタイルを確立しようとしている真っ最中なのです。
制約の中でどうして頑張れるのか、そこには旅のスタイルの先に、それぞれの「ありたい姿」「成し遂げたい夢」があるから。彼らの話から、必勝法や絶対的な正解を拾うことはできないかもしれませんが、「ありたい姿」「成し遂げたい夢」に向かっていくための考え方やヒント、そして何より勇気をもらえるはずです。
RoundTrip参加者からの提案でスタートした本イベント。
何者でもない、けれど自分らしくありたい地上の星の皆さんと一緒に、夢と勇気を語るトークイベントです。是非ご参加ください。
イベント概要
◆日時
2019年2月3日(日)19:30~21:30(予定) 開場:19:00
※ドリンクをご注文いただくのでなるべく開始10分前までにはお越しください。
◆場所
下北沢Bookshop Traveller
◆参加費
1500円(ワンドリンク付き)
◆モデレータ
荒木幸子(FlowLife Laboratory/流動創生 代表)
横浜市出身。両親が東京生まれの転勤族。都内SIer企業にてコンサルティング部隊に5年間所属。東日本大震災の経験から、大きな社会の変動に脅かされずに生きる方法を模索するため、それまでの生活環境を一転。2013年から福井県南越前町地域おこし協力隊として活動し、2015年からは南越前町公式事業「流動創生事業」として、援農や空き家活用等地域活動をしながら滞在する“StopOver”、自地域を出発点としてライドシェアで複数地域を巡業する”RoundTrip”、事業PRを目的とした都内イベント等、様々な企画の立案・運営等を手掛ける。
2018年には流動的なライフスタイルの研究を目的としてFlowLife Laboratoryを立ち上げ。有識者を交え、専門的・体系的なFlowLifeの検証・提唱・支援を実施している。
FlowLife Laboratory:https://www.flowlifelab.com/
流動創生:http://ryudou-sousei.jp/
◆ゲストプロフィール・『一言メッセージ』
※日ごろは“普通の”サラリーマンのため、一部、本名と顔は事前非公開の旨、ご了承ください。
・なつみ@きなこtraveller (20代・女性)
神奈川県出身。町工場勤務。旅とゲストハウスときな粉が好き。2017年の3月頃「このまま家と会社の往復をずっと続けていくの…?」と突然不安になり、勇気を振り絞って有給を申請し初めての一人旅(2泊3日。長野県下諏訪。初ゲストハウス)へ。そこから、世の中には楽しくて自由な世界がこんなに広がっているのかと知る。現在は会社員をしながら多拠点居住ができる方法を模索中。
『いろんな人や地域に出会って今までの常識や価値観が180度変わりました。大絶賛人生迷子中ですが、同じように悩んでいる人がいたら一緒にあらゆる道を考えられたら嬉しいです。』
都内エンタメ系企業勤務。20代:医療機器の研究開発、30代:音楽クリエイター、40代:音楽配信システム開発という激動の30年を経て、50代でまさかの自分探し中。その最中、流動創生という美しい言葉に惹かれ、RoundTripへ参加し様々な地域を巡る。地域における経済的課題を目の当たりにして、それを乗り越えるために何を為すべきかを考えるあまり、まさかの経営大学院への通学開始、現在1年次在学中。
『大学院で「志」を大切にせよ、と言われるも絶賛「志迷子」中ですが、自分のあるべき姿が明確になっていなくとも、まずは一歩前へ踏み出していくことの大切さについてお話出来たら幸いです。』
・本屋見習いtraveller(30代・女性)
都内IT企業勤務。システムエンジニア職を経た後、社員教育部門に異動、以来、数年ごとに異動しつつ人事関連部門に従事。奈良県出身。現在は千葉県在住。姪の子守で帰省が頻繁になったことをきっかけに二拠点を志向し始める。祖父母が住んでいた空き家を「こもりくブックセンター」として活用する為、一箱古本市等を開催しつつ準備中。週末等を利用し、ほぼ毎月奈良にて行動している。Bookshop travellerにも間借り店主として出店中。
『志向し始めた頃から数年に渡り、地域で何をやるか・やりたいかを考え続けてやっと形になってきました。派手なことは何もできないただの会社員が地域と関われる楽しさ・面白さについてお話できれば嬉しいです。』
こもりくブックセンター:https://mirokuya.localinfo.jp/
◆会場のbookshop travellerについて
『東京わざわざ行きたい街の本屋さん』『日本の小さな本屋さん』著者の和氣正幸氏が下北沢に2018年夏にオープンさせた本屋。
“「観光のついでに本屋に行く」ではなく「本屋のついでに観光に行く」=bookshop travel”を提唱。店舗は「間借り本屋」の形を取り、東京を中心とした全国の複数の店舗(一部実店舗無し店舗も含む)がそれぞれの選んだ本を並べている。
◆参加お申込み
参加お申込みはこちらのPeatixサイトよりお願いします
◆主催・お問い合わせ先◆
FlowLife Laboratory(荒木幸子)
こもりくブックセンター